躁うつ病(双極性障害)
気分の波がつらいと感じたら、ご相談ください。「気分が高ぶって活動的になる時期」と「気分が沈み、何もできなくなる時期」を繰り返す。 |
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こんな症状はありませんか?
■ 躁(そう)状態のとき
- 気分が異常に高揚する/怒りっぽくなる
- 次々とアイデアが浮かび、止まらなくなる
- 睡眠時間が少なくても元気に動き回る
- 浪費・衝動的な行動・過剰な自信
- 周囲の忠告を聞かず、トラブルを起こすことがある
■ うつ状態のとき
- 気分が落ち込み、やる気が出ない
- 人と会うのがつらく、引きこもってしまう
- 食欲や睡眠の変化、不安・焦り
- 自分を責めたり、生きていたくないと感じる
- 億劫感や倦怠感が強い
躁うつ病(双極性障害)の種類
双極I型障害:重い躁状態とうつ状態を繰り返す |
双極II型障害:軽い躁状態(軽躁)とうつ状態を繰り返す(うつが中心) |
一見「うつ病」に似て見えるため、双極性障害を「うつ病」と診断されるケースもあります。
正しい診断には、症状の経過を丁寧にたどることが大切です。
原因と背景
躁うつ病は、脳の神経伝達物質(ドーパミンやセロトニンなど)のバランスの乱れが関係していると考えられています。
また、遺伝的な傾向やストレスなどが発症の引き金になることもあります。
治療について
躁うつ病は「性格の問題」ではなく、治療が必要な脳の病気です。
当院では以下のような対応を行っています。
- 正確な診断と経過観察(必要に応じて心理検査も実施)
- 気分安定薬を中心とした薬物療法
- 再発予防のための心理教育や生活リズムの調整
- ご家族への説明・支援
気分の波に振り回される生活を減らし、ご自身らしく過ごせる時間を増やすことを目指します。
ご相談の目安
- 「うつ状態が何度もぶり返している」
- 「元気すぎて眠らなくても動き回る時期がある」
- 「突然テンションが上がり、その後どっと落ち込む」
- 「言動が極端で、自分でもコントロールできない」
躁うつ病の初期は、自分では気づきにくいことも多いため、ご家族の方からのご相談も歓迎しています。
ご予約・お問い合わせ
初診はお電話にて受け付けております。
「自分の気分が自分でわからない」と感じたときは、どうぞご相談ください。
安定した日常を取り戻すために、一緒に考えていきましょう。